シーズン途中での補強の歴史 北海道コンサドーレ札幌
チャナティップはすでに練習に合流しました。
そしてジェイの獲得も発表され、すでに宮の沢で練習しています!
さあ、そんなジェイの獲得で沸いているところですが、他にも補強はあるのか?というところが気になりますよね。
ジェイの獲得にどれだけの予算を使ったのかわかりませんが、まだ補強はあるはずだ!と思っている人も多いはずです。
前線はジェイとチャイナティップを獲得し、ヘイスも復活したのでむしろ誰を起用するか迷うぐらいですよね。
そうするとやはり守りの選手の補強をするかどうかですよね。
増川や稲本も復帰するので、補強するとしても1名かなと思っています。
実力は十分なのに試合に出れずにうずうずしている選手はたくさんいます。
去年の菊地補強なんてまさにそのパターンですが、野々村社長や三上さんはすでにそういう選手と接触はしてるはずです。
さあ本題ですが、逆に今までシーズン途中でどれくらい補強していたのか?
ということが気になりましたので今回は北海道コンサドーレ札幌のシーズン途中での補強の歴史を振り返ります。
ちなみに下部組織からの昇格などは含んでいません。
1996
・MFルボシュ・ザコステルスキ(7月下旬~FCスロヴァン・リベレツより期限付き移籍)
・FWヨゼフ・ジノク(7月下旬~FCスロヴァン・リベレツより期限付き移籍)
どういった選手だったか全く知りませんが、2人ともチェコの選手でチェコのクラブから獲得しています。当時の強化担当はこのチェコのクラブと何かしらのコネがあったのでしょうか?笑。気になります。
1997
・GK森敦彦(4月初旬~横浜Fより期限付き移籍)
・MF石塚啓次(8.13頃~V川崎より期限付き移籍)
和製フリットと呼ばれながらも問題児だった石塚ですが、札幌ではJ昇格に貢献しました。札幌でチームメイトとなった森敦彦とは現役引退後にアパレルブランドを立ち上げ、フットサルチームも結成したらしいです。今はスペインでうどん屋を経営してます。
1998
・MF棚田伸(10.8頃~柏より期限付き移籍)
・DF埜下荘司(10月中旬~横浜Fより期限付き移籍)
・FW関浩二(10月中旬~東京ガスより期限付き移籍)
半袖の男!関浩二です笑。現在はツエーゲン金沢でヘッドコーチを務めています。棚田は高校時代「広島のマラドーナ」と呼ばれていたらしいです。
1999
・MFビジュ(6.1~アララスより期限付き移籍)
・FWジネイ(6.16頃~マツバラより移籍)
・DF井手口純(9.7頃~横浜Fマリノスより期限付き移籍)
・FW林晃平(9.8頃~G大阪より期限付き移籍)
ビジュも実はシーズン途中で加入しているんですよね。陽気なキャラクターで愛されたサッポロビージュは2002年まで在籍することとなります。
2000
・GK小林弘記(6.23頃~磐田より完全移籍)
・MF清水範久(9.19~磐田より期限付き移籍)
共に磐田からの補強。小林は控えGKの層を厚くするための補強でした。強面ですがムードメーカーだったらしいです笑。実際に優勝が決まった試合で岡田監督を胴上げするのですが、小林が率先して動いてました笑。清水は有名な選手ですが札幌ではあまり活躍できませんでした。
2001
・MF森下仁志(7.14~G大阪より期限付き移籍)
・MFアダウト(8.15~パルメイラスより期限付き移籍)
・FW堀井岳也(9.9~山形より期限付き移籍)
森下は移籍後の初試合でいきなり退場処分になります笑。その後は主将を務めるなど札幌の顔になりました。アダウトはアウミールの後釜として補強されました。清水戦のミドルシュートは芸術的!堀井は何といっても清水戦のVゴールですよね!あれで札幌サポの心を掴みました。
2002
・MFジャディウソン(6.1~グアラニより移籍)
・FWバーヤック(6月中旬~テレオプティク・ベオグラードより移籍)
・DF西田吉洋(7.23~東京Vより移籍)
・FW磯山和司(7.25~大宮より期限付き移籍)
・DF佐藤尽(7.25~京都より移籍)
・MF松川友明(8.26~京都より期限付き移籍)
・FW森山泰行(8.26~名古屋より移籍)
ロブソン、マクサンドロの助っ人が大外れだったため、バーヤックとジャディウソンを獲得。他の選手と合わせて7人の補強は後にも先にも札幌史上最多です。いかにチームが迷走していたかがわかりますね。佐藤尽は室蘭大谷高校出身の道産子で横浜フリューゲルスにも在籍していました。バーヤックはその後セルビアリーグ得点王を獲得し、今はドイツでプレーしているはずです。
2003
・MFビタウ(5.22頃~ポンチ・プレッタより移籍)
・FWアンドラジーニャ(6.22~大分より期限付き移籍)
・MFウリダ(8.1~スダン・アルデンヌより移籍)
助っ人外国人総取っ替えです笑。シーズン当初は元セレソンの10番ホベルッチ、2001年得点王ウィル、ベットと最強の助っ人を揃えましたが、3人ともチームを去りました。残念ながらJ1昇格は出来ませんでしたが、補強された3人は良い選手でした。
2004
・MF和波智広(5.4~神戸への期限付き移籍から復帰)
・MF金子勇樹(9.1~横浜FMより期限付き移籍)
・DF西嶋弘之(9.15~神戸より完全移籍)
西嶋は大森健作の背番号を受け継ぎ、札幌で成長しましたね。今はJ3の北九州でプレーしています。
2005
・FWデルリス(7.23~水戸より移籍)
・MF西谷正也(9.16~浦和より期限付き移籍)
浦和から来た西谷は2007年の昇格に貢献しましたね!
2006
・GK佐藤優也(6.13~甲府より期限付き移籍)
・MF吉瀬広志(11月上旬~新潟Sへの期限付き移籍から復帰)
・DF上田常幸(11月上旬~新潟Sへの期限付き移籍から復帰)
佐藤優也は2006年天皇杯の印象がとても強いです。その後数クラブを経て今は千葉にいます。今シーズンの試合でロスタイムに自らドリブルで攻め上がってましたね笑。
2007
・GK高原寿康(4.1~練習生を経て加入(磐田所属))
・FWイタカレ(8.20~練習生を経て加入(前所属はヴィトーリア))
・GK富永康博(9.8~横浜Fマリノスより期限付き移籍)
・MF鄭容臺(9.12~横浜FCより期限付き移籍)
高原はこの前年まで札幌所属(磐田より期限付き移籍)でしたが双方から契約解除され、練習生を経て札幌加入。現在町田で頑張っていますが怪我も乗り越えた凄い苦労人です。実は凄く応援しています。鄭容臺はJ1昇格の立役者です。
2008
・FWエジソン(5.5~練習生を経て加入(ヴィトーリア所属の期限付き移籍))
・FWアンデルソン(6.13~練習生を経て加入(前所属はイトゥアーノFC))
・DF箕輪義信(6.21~川崎より期限付き移籍)
アンデルソンはノナトの後釜としてそれなりに点とっていました。大型FW。箕輪は日本代表経験もあり、期待されたが悪い流れは止められず札幌は降格決定。久しぶりのJ1でしたが1年でJ2行きとなりました。
2009
・DF石川直樹(7.15~柏より期限付き移籍)
・MFハファエル(7.15~ヴィトーリアより期限付き移籍)
クライトンが抜けたためハファエルが加入。普通にうまかった記憶があります。パンチ力とか凄かったし・・。石川は主将も務めました。現在はベガルタ仙台にいます。
2010
・MF朴鎭琇(3.16~練習生を経て加入(2010.2月に高麗大学卒業))
・MF高木純平(7.14~清水より期限付き移籍)
高木は翌年の昇格に貢献しました。かなりのイケメンです笑。
2011
・DF岡山一成(6.29~練習参加を経て加入(前所属は浦項))
・FWジオゴ(8.1~サンタエレナ-GOより移籍)
・FWレモス(8.12~オペラリオより移籍)
昇格請負人の岡山が加入して本当に昇格しました笑。レモスは「無限の可能性を秘めている」とか言われながら全く活躍せずに去りました。
2012
・DF金載桓(7.1~12.31全北現代より期限付き移籍)
・MFハモン(7.15~ナウチコより完全移籍)
・FWテレ(7.17~フォス・ド・イグアスより完全移籍)
ハモンもテレも能力は高い選手?でしたが・・結局大した活躍もできずいなくなりました。
2013
・フェホ(7.1~練習参加を経て加入(前所属はノヴォリゾンチーノ))
・レコンビン(8.1~ソンラム・ゲアンより期限付き移籍)
197㎝の鉄人フェホはそのフィジカルを活かした異次元ドリブルを披露してくれました笑。しかしシュートは入らない・・。ベトナムの英雄レコンビンは現在ベトナムのクラブの会長を務めています。いきなり退団した時は残念でした・・
2014
・FW都倉賢(3.6?~神戸より完全移籍)
・MFステファノ(3.25~アルメレ・シティより完全移籍)
・GK阿波加俊太(6.1~SC相模原への育成型期限付移籍から復帰)
・MF小野伸二(6.1~ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCより移籍)
都倉はデンマークでのトライアウト挑戦後にやってきました。小野の獲得には誰もが驚きましたね。
2015
この年は補強無しのはず・・
2016
・DF菊地直哉(7.1~鳥栖より期限付き移籍)
進藤も怪我していたし本当に的確な補強でしたね!
2017
・MFチャナティップ
・FWジェイ・ボスロイド
・???
以上です!
そのときのチーム状況(欠員や怪我人)や予算の関係もありますが、平均3名は獲得していますね。
ただ、補強するということは当然チームを去る選手もいますよね・・特に外国人選手は枠がありますので・・。
本当はそれも載せたかったのですが時間なかったです笑。
2002年はかなり補強してますよね。それだけJ1残留に必死だったんですよね。
今シーズンもJ1ということで何が何でも残留しなければならないので、そのためならある程度予算超過してしまってもいいと思うんですよね。
J1残留して定着すればJ2より配当金貰えますし。
まあその辺は当然フロントも想定して組んでいるはずです。
今回のチャナティップやジェイのような驚き補強を野々村社長が就任してから数多く見てきました(小野や稲本)。
こうした野々村社長の"攻めの補強"好きです笑。
まだまだ期待しています!